身近な人が疲れている様子だったり、落ち込んでいる様子だったら、ついつい「大丈夫?」と声をかけてしまいがちです。
しかし、そんな相手から返ってくる返事はたいてい「大丈夫」のひとこと。
皆さんも同じような経験をしたことはありませんか?
大丈夫じゃない人には、いったいどんな言葉をかけてあげるのがいいのでしょうか。
今回は、場面別に大丈夫じゃない人にかける言葉を紹介していきます!
大丈夫じゃない人にかける言葉28選【場面別】
「大丈夫じゃない」とひとくちに言っても、シチュエーション毎に励まし方は変わってきます。
大丈夫じゃない人にはどんな声をかければいいのか、場面別に紹介していきます!
仕事で悩んでいる人にかける言葉
仕事に悩んでいる人には、
- お疲れ様
- 仕事で何かあった?
- 今仕事大変な時期なの?
- たまには休むんだよ
- 悩んでいることがあったら話してね
- 無理しないでね
- いつでも応援してるよ
といった言葉をかけてあげるといいでしょう。
仕事の悩みは、職場の人間関係の問題から業務内容に関わることまで多岐にわたります。
同じ業種や職種で働いていれば、ある程度悩んでいる原因を理解してあげることができるかもしれませんが、そうでなければ相手の仕事の悩みを把握するのは結構難しいです。
その場合、「何かトラブルがあったのか無かったのか」・「仕事が忙しい時期なのかそうでないのか」など、自分が分かりそうな範囲の問題から聞き出すのが良いでしょう。
話をしていくうちに、具体的に何で悩んでいるのかなど話をしてくれる可能性もあります。
また、悩んでいる原因が分からなくても、休息をとるよう勧めることで相手の心はいくらか軽くなったりするものです。
恋愛で落ち込んでいる人にかける言葉
恋愛で落ち込んでいる人には、
- 最近彼(彼女)と喧嘩でもしたの?
- 何かあったなら話してね
- いつでも相談に乗るからね
- 自分のことを大切にしてあげてね
- 一人で抱え込まないでね
- たまには息抜きするといいよ
- あなたの幸せを願っているよ
といった言葉をかけてあげるといいでしょう。
恋愛で落ち込んでいる人は、あまり周りが見えていない場合が多いです。
そんな時に自分の恋愛の体験談を話したり必死にアドバイスをしても、相手は受け入れてくれないことが多いでしょう。
それどころか、相手から鬱陶しがられてしまう可能性もあります。
恋愛で落ち込んでいる人に対しては、あまり深堀りをせず、あくまで相手が話す気になるまで待つよというスタンスで言葉がけするのが良いと思います。
病気で苦しんでいる人にかける言葉
病気で苦しんでいる人には、
- 体調はどう?
- 気分はどんな感じ?
- ずっとあなたのこと待ってるからね、焦らないでね
- 私にできることがあれば何でも頼ってね
- 頑張っているの良く知ってるよ
- あなたは一人じゃないよ
- いつでもあなたのことを支えたいと思ってるからね
といった言葉をかけてあげるといいでしょう。
病気の苦しみは、なかなか他の人には理解できない部分があります。
むやみやたらに元気づけようとすると、逆に相手にプレッシャーを与えてしまう可能性もあります。
そのため、病気で苦しんでいる人には、応援しつつも見守る姿勢で言葉をかけるといいでしょう。
頑張っても成果が出ず辛い思いをしている人にかける言葉
頑張っても成果が出ず辛い思いをしている人には、
- いつか必ず報われるよ
- あなたは十分頑張っているよ
- 頑張りすぎなくていいんだよ
- あなたの努力する姿を見ていつも尊敬しているよ
- 自信持ってね
- ゆっくりでいいんだからね
- もっとリラックスしていいんだよ
といった言葉をかけてあげるといいでしょう。
頑張っても成果が出ず辛い思いをしている人には、「あなたのことを認めている」という肯定感や「頑張りすぎなくていいよ」と休息のチャンスを与えてあげるのが良いと思います。
こうすることで再び自分に自信を持つことができたり、休むことに対する罪悪感を減らしたりすることができます。
大丈夫じゃない人にかける言葉のポイントをまとめると次の通りです。
・仕事で悩んでいる人→相手の頑張りをねぎらう、休息を促す
・恋愛で落ち込んでいる人→相手の味方である・いつでも話を聞く態勢であることを示す
・病気で苦しんでいる人→気持ちはいつも側にあること・応援していることを示す
・頑張っても成果が出ず辛い思いをしている人→肯定感を与える、休息への罪悪感を取り除く
大丈夫じゃない人にかけてはいけない言葉
大丈夫じゃない人にかけてはいけない言葉は、以下のような言葉です。
- もっと頑張った方がいいんじゃない?
- しんどいのはあなただけじゃないよ。
- そんな落ち込んでたらダメだよ。
- あなたのそういう所がいけないんじゃない?
- もっと元気出さなきゃいけないよ。
大丈夫じゃない人に対して否定的な言葉をかけるのはNGです。
周りと比べるような発言や挑発するような発言は、相手を励ますどころか不快な思いにさせて余計落ち込ませてしまうことにもなります。
また、「元気出さなきゃ」など元気になることを強制するような発言も、相手や状況によっては逆効果になるため注意が必要です。
まずは相手の置かれている状況に共感し、寄り添うような姿勢で言葉をかけてあげるのがいいでしょう。
もし相手を励ましたいけど自分にも余裕がないといった場合は、一旦自分のことに集中しましょう。
自分に余裕がない状態で相手を励ますのは自分自身に負担がかかりますし、上手く言葉をかけられない場合もあります。
あなたが他の人を心配するのと同様、あなた自身も自分のことを大切にしてあげてくださいね。
大丈夫じゃないのに大丈夫と言ってしまう人の特徴
大丈夫じゃないのに大丈夫と言ってしまう人は、いったいどんな人なのでしょうか?
その特徴について紹介していきます。
プライドが高い人
プライドが高い人は、誰かに頼るのが苦手で、周りから弱いと思われたくない人が多い傾向にあります。
辛いことがあっても「大丈夫」と自分に言い聞かせて周りに弱みを見せないように振舞います。
もし誰かに「大丈夫?」と聞かれても、このような人は「大丈夫」と答えて自分の中に悩みを溜め込む場合が多いでしょう。
こうしたタイプの人と接する時には、プライドを傷つけないようにするのはもちろん、この人には弱みを見せても大丈夫だという安心感や信頼感を与えることが重要です。
優しい人
心が優しい人は、誰にも心配をかけたくないという気持ちが強いです。
心配をかけたくないという気持ちから、自分で何とかしようと頑張り過ぎたり他の人のことを優先しすぎて疲れてしまう傾向にあります。
こうしたタイプの人は自分のことを後回しにしがちなので、「自分自身のことを大切にしてあげて」というメッセージを伝えてあげるのがいいでしょう。
また、優しい人は周りに気を遣って疲れやすい人も多いので、労わる言葉をかけてあげるのもいいですね。
素直じゃない人
素直じゃない人は他人への甘え方や頼り方が分からず、「大丈夫」と答えてしまう人が多いです。
本当は大丈夫じゃなくても、どうやってそれを表現したらいいかが分からないため「大丈夫」と答えてしまうのです。
こうしたタイプの人には、こちらから誘導して頼れるチャンスを作ってあげるのがいいでしょう。
また、口では「大丈夫」と言っていても、表情は強ばっていたり沈んでいたりすることもあるため、そういった情報にも注意して相手のSOSを読み取ってあげてください。
まとめ
今回は、場面別に大丈夫じゃない人にかける言葉を紹介しました!
ポイントは次の通りでした。
大丈夫じゃない人に対して否定的な発言や周りと比べるような発言は控えましょう。
また、大丈夫じゃない人にはそれぞれ特徴があるので、それに合わせて対応の仕方を変えるのもおすすめです。
「大丈夫」という言葉の裏にあるSOSを汲み取り、大丈夫じゃない人の手助けができるといいですね。
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