甘くてジューシーな「パイナップル」。
最近はスーパーでもいろんな種類のパイナップルが手軽に手に入るようになりました!
好物だという人が多いパイナップルですが、実は「食べてはいけない」という声もよく耳にします。
今回は、パイナップルを食べてはいけないと言われるデメリットやパイナップルを食べる時のポイントなどについて紹介していきます!
パイナップルを食べてはいけないは嘘!メリットもたくさん!
パイナップルを食べてはいけない、といことは基本的にありません。
パイナップルには以下のような栄養素が含まれており、それぞれメリットがあります。
・ブロメライン:消化促進
・ビタミンC:美肌効果
・クエン酸:疲労回復
・マンガン:骨を丈夫にする
パイナップルには栄養素が豊富に含まれているため、体に良い果物と言えます。
ですので、適量であればパイナップルを毎日食べても問題はないでしょう。
しかし、食べ過ぎると体に不調をきたすことがあるので、注意が必要です。
パイナップルのデメリットは?食べ過ぎはだめ?
パイナップルを食べ過ぎると、以下のようなデメリットがあります。
・お腹を壊す
・太ってしまう
・体が冷える
・血圧低下
・舌がヒリヒリする
ひとつずつ、詳しく見ていきましょう!
お腹を壊す
パイナップルを食べ過ぎると、腹痛や下痢などお腹を壊してしまう可能性があります。
パイナップルには「ブロメライン」というたんぱく質分解酵素が含まれており、これは消化促進の働きを持っています。
しかし、食べ過ぎるとブロメラインを多く摂取することになり、腹痛や下痢などの原因になってしまうことがあります。
また、ラテックスアレルギーといってゴム製品に対するアレルギーを持っている人は果物に対してもアレルギー反応を示すことが多いと言われています。
パイナップルを食べてお腹を壊す場合、パイナップルに対してアレルギーを持っている可能性もあるため、食べるのはやめた方がいいでしょう。
症状が気になる場合は医療機関を受診するのをおすすめします。
太ってしまう
100g当たりの生のパイナップルのカロリーは約50キロカロリーで、含まれる糖質量は約12gと言われています。
糖質は三大栄養素の1つで、体を健康に保つために必須の栄養素です。
しかし、摂取しすぎると余分な糖質は脂肪細胞などに蓄えられることになり、結果太ることに繋がってしまいます。
特にパイナップルは他の果物と比べても糖質量が高めであるため、食べ過ぎには注意が必要です。
ネット上でも、「パイナップルを食べ過ぎてしまって太った」という人がいるようですね💦
美味しいからといってついつい食べ過ぎてしまわないように気をつけましょう。
体が冷える
パイナップルには体を冷やす作用があると言われています。
パイナップルの他にも、南国で摂れる果物には体を冷やすものが多いのだとか。
暑い夏にパイナップルを食べると、自然の力で体温が下がるので効果的ですよね。
しかし、普段から冷え性で悩んでいる人やあまり体を冷やしたくない人にとっては、体を冷やすパイナップルの食べ過ぎは要注意です。
特に冷え性の人は少量ずつ食べてみるようにしましょう。
どうしても気になる場合は、パイナップルと一緒に白湯や温かい飲み物を飲むのもおすすめですよ!
血圧低下
パイナップルにはミネラルの1つであるカリウムが含まれています。
バナナやキウイといった他の果物と比べるとそれほど量は多くないものの、生のパイナップル100g当たり150㎎のカリウムが含まれているようです。
カリウムは便秘解消などの効果とともに血圧を下げる働きも持っています。
そのため、高血圧の人にとっては摂取が勧められているカリウムですが、もともと低血圧の人には注意が必要です。
血圧が低くなり過ぎると、体がふらふらしたり疲れやすくなったりしてしまいます。
少量食べる分には問題ないと思われますが、特に低血圧の人はパイナップルを大量に食べるのは避けた方がいいかもしれませんね。
舌がヒリヒリする
パイナップルを食べて、舌がヒリヒリした経験はありませんか?
これは、パイナップルに含まれる「ブロメライン」という物質が原因です。
ブロメラインについては先ほども説明しましたが、たんぱく質分解酵素の1つです。
パイナップルを食べ過ぎると、ブロメラインが舌に存在するタンパク質を溶かしてしまい、一時的に舌がヒリヒリしてしまうようです。
舌のヒリヒリ感は唾液によって修復されるため、特に大きな心配は必要ありません。
ブロメラインは未熟なパイナップルに多く含まれているため、まだ若いパイナップルを食べると舌がヒリヒリする可能性が高いです。
ブロメラインは加熱処理すると効果が弱まると言われているため、気になる人は電子レンジなどで温めてから食べるといいでしょう。
パイナップルを食べる時のポイント
パイナップルを食べる時のポイントは次の通りです。
・毎日食べるなら1日100gを目安に食べる
・ダイエット中(特に糖質制限中)であれば1日80g程度がベスト
・ダイエット中なら食事前にパイナップルを食べるとgood!
パイナップルのカロリーや糖質を考えると、ダイエットをしている人は1日80g程度のパイナップルを摂取するのが望ましいでしょう。
また、パイナップルを食前に摂ることで、食事の食べ過ぎを防ぐことができます。
さらに、ブロメラインの働きによって、肉や魚のタンパク質の消化促進も期待できますよ!
パイナップルの缶詰は体に悪いの?
「パイナップルの缶詰は体に悪い」と耳にしたことがある人もいると思います。
この噂の背景には以下のようなことが考えられます。
・パイナップルの缶詰には甘いシロップが入っているから
・缶詰のパイナップルの皮を剥くのに塩酸が使われているから
・缶詰にすると栄養素がほとんど失われてしまうと思われているから
たしかに、パイナップルの缶詰に入っているシロップには糖分がたっぷり含まれているので食べ過ぎは禁物ですが、それ自体が体に悪影響を及ぼすというわけではありません。
また、皮剥きに使われている塩酸は揮発性が高く、加熱すると完全に取り除けると言われています。
そのため過度に心配する必要はないのですが、どうしても「塩酸が残っていたら…」と心配になる人もいるようですね。
最後に、缶詰のパイナップルの栄養素についてですが、酵素とビタミンCは熱に弱いため缶詰のパイナップルの方が含まれる量は減ってしまうでしょう。
しかし、その他の栄養素は生のものと比べてもそれほど大差ないと言えます。
缶詰のパイナップルは必ずしも体に悪い、というわけではなさそうなので、必要に応じて摂取してくださいね。
まとめ
今回は、パイナップルを食べてはいけないと言われるデメリットやパイナップルを食べる時のポイントなどについて紹介しました!
内容をまとめると次の通りです。
パイナップルは食べ過ぎなければ基本的に体に良い果物です。
ぜひ適量を守って、パイナップルを美味しく食べてくださいね!
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