「琥珀糖」は、寒天と砂糖や水飴などの甘味料で作られる日本の伝統的なお菓子です。
琥珀糖は、江戸時代に寒天の創案者である「美濃屋太郎左衛門」という人が初めて作ったのが琥珀糖のはじまりと言われています。
当時は「金玉糖(きんぎょくとう)」という名で呼ばれることが多かったようですが、クチナシの実で色付けするようになってから「琥珀糖」と呼ばれることが増えたようです。
現代では様々な色で着色され、そのカラフルな見た目から「食べる宝石」とも言われる「琥珀糖」ですが、味については「まずい」という声も…。
今回は、琥珀糖がまずいと言われる理由やおいしい味つけやアレンジ方法、琥珀糖の魅力とおススメの琥珀糖についてご紹介します!
琥珀糖がまずいと言われる理由
美しい「琥珀糖」ですが、その味については「まずい」という意見もあるようです。
ここでは、「琥珀糖がまずいと言われる理由」についていくつか見ていきましょう。
琥珀糖はただただ甘いと感じてしまう
琥珀糖の材料は水と砂糖や水飴などの甘味料だけというシンプルなものなので、味は甘さだけを感じる場合がほとんどです。
言ってしまうと、砂糖の塊をそのまま食べているような感じです。
そのため、甘党の人にとっては琥珀糖は美味しいと感じるかもしれませんが、甘いものが苦手な人にとっては琥珀糖は甘すぎると言えるでしょう。
筆者も甘いものは好きですが、琥珀糖を1度にたくさん食べることはできません。
琥珀糖の食感が苦手
「琥珀糖がまずい」と感じる理由の1つに、その食感があるようです。
琥珀糖は「表面のシャリシャリした食感と中の寒天のプルプルした食感」の2種類を楽しむことができます。
この独特の食感は琥珀糖の1つの魅力なのですが、この他にはない食感を苦手だと感じてしまう人も少なくないようです。
琥珀糖の見た目が食べ物に見えない
「琥珀糖」は「食べる宝石」と言われるように、色とりどりで本物の宝石のようなキラキラした感じがあります。
この琥珀糖の見た目は本当に美しいのですが、一方で、「食べ物らしくない」という印象を与えてしまうようです。
そのため、琥珀糖を食べて楽しむのではなく、見るだけで満足してしまうという人も中にはいるそうです。
琥珀糖の美味しい味つけやアレンジ方法
味について賛否両論ある「琥珀糖」ですが、美味しく食べるための味つけやアレンジ方法もあります!
ここでは、手軽にできる琥珀糖の美味しい味つけやアレンジ方法についてご紹介します!
琥珀糖に風味をつける
味が砂糖の甘さだけで苦手という人は、琥珀糖に風味をつけるといいでしょう。
紅茶の味つけ
水と砂糖に加え、紅茶の葉を使用します。紅茶をしっかり煮出すことで、紅茶の豊かな風味が琥珀糖に加わり、味に奥行きが出るでしょう。シンプルな紅茶から、香り高いフレーバーティーなど、お気に入りの茶葉を使ってみてくださいね。
ジュースやシロップの味つけ
ジュースやかき氷用などのシロップを使用して味つけします。ジュースやシロップを使えば色も綺麗に出ますし、味も単純な砂糖の甘さだけではなくなります。お子さんでも楽しめる味になりそうですね!
リキュールの味つけ
こちらは少し大人向けの味つけになりますが、お好きなリキュールを使って味つけするのもいいでしょう。お砂糖の量を控えめに作れば、お酒の席でも喜ばれそうですね。
琥珀糖を飲み物にいれる
砂糖の甘さが強い琥珀糖は、その甘さを活かすために「飲み物」にいれるとよいでしょう。
例えば、無糖のサイダーに琥珀糖をいれると、透明の液体の中でカラフルな琥珀糖がキラキラして、SNS映えするドリンクが完成します!
また、来客の際には、角砂糖の代わりに琥珀糖を添えて暖かいコーヒーや紅茶を出すとさりげないおもてなしになりそうです。
琥珀糖の魅力
味付けやアレンジを工夫すると、琥珀糖は美味しく食べれそうですね!
しかし、琥珀糖の魅力はそれだけではありません。
琥珀糖は日持ちする
琥珀糖は糖度が高く乾燥させて作るため、市販の琥珀糖では約1ヶ月程度、手作りの場合でも状態が良ければ約2~3週間は日持ちすると言われています。
ただし、手作りの場合は作り方によって水分量などが変わってくるので、できるだけ早く食べることをおススメします。
また、保存方法によっては「カビが生えてしまう」といったこともありますので、注意してください。
日持ちがするのであれば、見た目を楽しみつつ少しずつ味わって食べれそうですし、手土産にも最適といえます!
琥珀糖のカロリーは他の和菓子と同じくらい
琥珀糖は非常に甘いため「カロリーが高いのでは?」と思われる方もいると思いますが、実はそんなことはありません。
琥珀糖の100gあたりのカロリーは約200~300キロカロリーであり、これは羊羹や大福などの他の和菓子と比べて同じくらいです。
また、琥珀糖はとても甘いため1粒で十分満足感が得られそうですし、小腹が空いた時などに便利そうですね!
琥珀糖は砂糖をたくさん使っているため、もちろん食べ過ぎには注意してください!
お店で買えるおススメの琥珀糖
自宅でも簡単に作れる「琥珀糖」ですが、材料のバランスによっては理想の味や色味を出すのが困難な場合があります。
そんな時は、通販などのお店で琥珀糖を購入してみましょう。
ここでは、琥珀糖が買えるお店と、おススメの琥珀糖についてご紹介します!
琥珀糖はどこで買えるの?
「琥珀糖」は、イオンや成城石井といったスーパーや、ローソン・セブンイレブン・ファミリーマートといったコンビニでも購入可能です!
「琥珀糖」は伝統あるお菓子ですが、意外にも身近なお店で買えるようですね!
おススメの琥珀糖
通販で購入可能なおススメの琥珀糖をいくつかご紹介します!
福岡 「琥珀糖 花筆箱」
こちらは、福岡県にある「四季彩和菓子かきはち」の商品です。
淡い花柄が印刷された筆箱のような形の箱に、赤や青、オレンジといった色鮮やかな琥珀糖が箱いっぱいに詰められています。
色が美しいのはもちろん、それぞれの色ごとに味が異なるようで、全部で11種類のフレーバーを楽しめるようです。
こちらのお店では「花筆箱」以外にも、ガラス瓶に詰められた琥珀糖も販売されています!
石川 「かいちん 水族館」
こちらは、石川県にある「石川屋本舗」の商品です。
この商品の魅力は、何といってもその形!水族館にいる生き物たちをそのまま型取ったような琥珀糖はとても可愛らしいです。
また、「かいちん」とは金沢の方言で「おはじき」を表し、おはじきのように色とりどりの琥珀糖が箱に詰められています。
このお店では、季節に応じた琥珀糖も販売されているようなので、ぜひチェックしてみてください!
まとめ
今回は、「琥珀糖がまずいと言われる理由」や「琥珀糖の美味しい味つけやアレンジ方法」、「琥珀糖の魅力」と「おススメの琥珀糖」についてご紹介しました!
琥珀糖の甘さや食感が苦手だという人がいる一方で、美しい琥珀糖は日本の伝統的なお菓子として再注目されています!
琥珀糖はシンプルな材料で作れるため、一度好みの味つけで自分だけのオリジナルの琥珀糖を作ってみてくださいね!
また、ちょっとした手土産に琥珀糖を持っていくのも素敵だと思います。ぜひおススメの琥珀糖も合わせてチェックしてみてください!
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