酢イカの食べ過ぎはダメ?!過剰摂取がもたらす影響などを紹介!

食べ物・飲み物

酢イカとは、イカを三杯酢などのお酢に漬け込んだものです。

北海道地方の郷土料理として知られる酢イカですが、「よっちゃんイカ」という有名な駄菓子としても人気です!

お酒のアテに酢イカを食べる人も多く、最近はコンビニでも手軽に購入できます!

さっぱりしていてついつい食べ過ぎてしまう酢イカですが、食べ過ぎると体にどんな影響あるのでしょうか?

今回は、酢イカを食べ過ぎるとどうなるかや、酢イカのメリットもご紹介します!

酢イカを食べ過ぎるとどうなるか

皿に盛られた酢イカ

ついつい食べ過ぎてしまいがちな「酢イカ」ですが、食べ過ぎると次のような影響が起きると言われています。

・腹痛や下痢

・胃痛や胸やけ

・尿酸値の上昇

・塩分の過剰摂取

・エネルギー過多

・食生活の乱れ

・歯への悪影響

ひとつずつ、詳しく見ていきましょう!

腹痛や下痢

酢イカを食べ過ぎると、腹痛や下痢を引き起こす原因になることがあるようです。

酢イカを食べ過ぎて実際に腹痛を経験した人もいるようですね。

酢イカにはお酢が含まれており、お酢には腸内環境を整えるなど健康に良い面もあります。

一方で、摂取し過ぎると胃腸の働きが促進され腹痛や下痢を引き起こしてしまう可能性があるので気をつけてください!

胃痛や胸やけ

酢イカを食べ過ぎると胃痛や胸やけを引き起こすこともあるようです。

酢イカに含まれるお酢は酸性が非常に強いです。

そのため、酢イカを食べ過ぎると胃腸が必要以上に刺激され、胃が荒れてしまう可能性があります。

ひどい場合は、逆流性食道炎を引き起こしたりすることもあるため、注意が必要です!

特に空腹時にはお酢の影響を受けやすいため、空腹の状態で酢イカを大量に食べるのは控えましょう。

尿酸値の上昇

私たちが普段摂取する食べ物の中には、多かれ少なかれ「プリン体」が含まれます。

プリン体は食品の旨味成分である一方、摂取しすぎると尿酸値が高くなり痛風を引き起こしたりすることがあります。

「公益財団法人 痛風・尿酸財団」によると、100g当たりに含まれるプリン体含有量は次の通りです。

スルメイカ 186.8㎎

ヤリイカ 160.5㎎

食品100g当たりに含まれるプリン体の量が「200㎎以上」であればプリン体が高い食品として言われています。

この基準で見ると、イカは高プリン食には当てはまりません。

しかし、プリン体が少ない食品とも言えないので、食べ過ぎには注意が必要です。

『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』には『生活指導』の中に食事療法、特に『1日400mgを目安にしたプリン体の摂取制限』が示されています。

引用:公益財団法人 痛風・尿酸財団 食品・飲料中のプリン体含有量

プリン体の摂取量は1日400㎎が目安と言われているため、この数値を超えないように他の食品とバランスをとりながら酢イカを食べてくださいね!

塩分の過剰摂取

1日の塩分摂取量の目安は次の通りと言われています。

・成人男性 7.5g未満

・成人女性 6.5g未満

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

酢イカ1袋(15g)に含まれる食塩相当量は0.6~0.7gであり、それほど多い量には感じませんよね。

しかし、私たちは1日の食事の中でついつい塩分を摂りすぎてしまう傾向にあります。

酢イカを少量食べる分には特に問題ありませんが、食べ過ぎると塩分の過剰摂取に繋がってしまうので気をつけましょう。

エネルギー過多

酢イカの中でも特に加工された駄菓子の酢イカには、植物性油脂や甘味料など糖質や脂質が含まれています。

酢イカを食べ過ぎると、糖質や脂質といったエネルギーのもとを過剰に摂取することになってしまいます。

糖質や脂質は摂りすぎると消費しきれず体内に蓄積し、太る原因にもなってしまいます。

エネルギー過多が気になる場合は、あまり加工されていない手作りの酢イカなどを食べるようにするといいでしょう。

酢イカは、茹でたイカを酢・砂糖・塩を混ぜ合わせたものに漬け込むだけと、簡単に作れるのでぜひトライしてみてください。

ただし、手作りの酢イカであってもイカ1杯あたり約245キロカロリーと言われているので、食べ過ぎには注意が必要です!

食生活の乱れ

酢イカは、おやつや酒の肴など間食として食べることが多いと思います。

これは酢イカに限ったことではありませんが、間食を食べ過ぎてしまうと、他の食事をしっかり食べられなくなってしまいます。

まずは朝食から、活力のある1日を始めましょう。
また、夜食や間食を頻繁にとることにより、朝・昼・夕食といった3食との区別がつかず、
食事そのものがおろそかになることもあります。

引用:厚生労働省 食生活指針の解説要領

厚生労働省でも、間食は控えることが勧められています。

3食の中でも特に朝食は重要であるため、前日の夜に酢イカを食べ過ぎるのは避けたいところです。

朝食だけでなく、他の食事に影響するほど酢イカを食べ過ぎるのは控えましょう。

歯への悪影響

酢イカを食べ過ぎると、「酸蝕症(さんしょくしょう)」という歯のダメージに繋がってしまう可能性が高いです。

酸蝕症とは、酸性の食べ物に繰り返し歯が触れたりすることで虫歯のように歯が溶けてしまうことです。

また、酢イカに含まれている糖分も虫歯の原因になることがあります。

普通に食べる分には大きな問題はないようですが、だらだら長時間にわたって食べ続けたりすると歯にダメージが加わるようです。

酢イカを食べた後は水を飲んだりうがいをしたりして口の中をリセットするようにしましょう。

酢イカには疲労回復・ダイエット効果あり

酢イカと豆苗

食べ過ぎると体にあまり良くない影響もある酢イカですが、適切な量を守って食べれば、ダイエットや疲労回復といった効果が期待できます。

酢イカは、手作りのものであれば1/2~1杯・市販のものであれば1袋(15g)程度を目安に食べると良いでしょう。

酢イカには筋肉のもとになるタンパク質や、タウリンというコレステロールの吸収を抑えてくれる物質が含まれているため、ダイエット中の間食におススメです。

また、食べ応えがあるため少量でも満腹感を得ることができます。

酢イカを食べる時のポイントは次の通りです。

・酢イカを食べる目安は、手作りのもの:1/2~1杯 市販のもの:1袋(15g)程度

・他の食事に影響しない程度のちょっとした間食に食べるとgood

・活動量の少ない夜に食べるとダイエット効果が期待できる

・添加物が気になる場合は手作りの酢イカがおススメ

まとめ

今回は、酢イカを食べ過ぎるとどうなるかについてご紹介しました!

まとめると次の通りです。

・腹痛や下痢

・胃痛や胸やけ

・尿酸値の上昇

・塩分の過剰摂取

・エネルギー過多

・食生活の乱れ

・歯への悪影響

酢イカは食べ過ぎなければメリットもあるので、適切な量を守って食べてくださいね!

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