あなたは1日にどれくらいコーヒーを飲みますか?
コーヒーを飲む人には「朝は一杯のコーヒーから」という人も多いのではないでしょうか?
ですが、「コーヒーをやめたら若返る」、反対に「コーヒーを飲んで若々しい印象になった」という噂があるのです。
この記事では、コーヒーをやめたら本当に若返るのか、そう言われる理由を解説します。
また、コーヒーを飲むメリットとデメリット、コーヒーを飲む際の注意点も紹介します。
コーヒーをやめたら若返ったって本当?そう言われる理由
「コーヒーをやめたら若返る」と聞くと、コーヒー好きの人は気になりませんか?
そう言われるのには、どのような理由があるのでしょうか?
- 肌が若返った
コーヒーのカフェインには利尿作用があり、体内の水分を排出させる効果があり、肌の乾燥や老化を早めてしまう可能性があります。
ですから、コーヒーを控えることで、体内の水分が保たれ、肌の健康状態が改善されると考えられます。
- 睡眠の質が良くなる
カフェインは中枢神経系を刺激して、心拍数の増加や興奮させるなどの作用があります。
その結果、睡眠の質を低下させてしまい、睡眠障害を引き起こす可能性があるのです。
コーヒーをやめることで睡眠の質が向上し、寝不足が解消されたことで、肌の状態が良くなり、フットワークも軽くなって、若々しくなったと実感できるでしょう。
- 痩せた
コーヒーに砂糖やミルクを入れたり、缶コーヒーのブラック以外には最初から砂糖などの甘味料が入っていて、糖質の摂取量が多くなり、太る原因となります。
砂糖などの甘味料が入ったコーヒーをやめることで、糖質の摂取量が減り、体重や体脂肪が減って痩せることに繋がります。
体重や体脂肪が減ると、健康状態も良くなり、見た目にも若々しくなった印象になります。
「コーヒーをやめたら若返る」というのは噂だけではなく、本当のことだとも言えるでしょう。
ですが、コーヒーを飲むことは、悪いことだけなのでしょうか?
コーヒーを飲むメリット・デメリット
コーヒー好きな人がいる一方で、「コーヒーは身体に悪いから飲まない方がいい」」と悪いイメージを持つ人もいるでしょう。
ですが、コーヒーを飲むのにはデメリットばかりではなく、メリットもあるのです。
コーヒーを飲むメリットとデメリットを解説します。
メリット
- 眠気防止効果
コーヒーに含まれるカフェインには、眠気を防止する作用があります。
カフェインがアデノシンという眠気を生み出す物質を抑えることで、脳を覚醒させます。
その効果が表れるのは摂取して30分後なので、仕事の会議など大事な予定があるときは、30分以上前に摂取するといいでしょう。
- 脂肪燃焼効果
コーヒーに含まれているカフェインとポリフェノールには、脂肪燃焼効果があります。
また、食後30分以内にブラックコーヒーを飲むと、食事の脂肪吸収を抑える効果があるのです。
運動の前後にコーヒーを飲むと、脂肪燃焼効果が大きくなるので、ダイエットにも繋がります。
- コーヒーの香りの効果
コーヒーの香りにはリラックス効果があり、コーヒーの香りを嗅ぐことで、平常時よりリラックス状態を表すα波が多くでていることが調査で分かったようです。
疲れている時や休憩時間、イライラしているときなどに摂取すると、脳を休ませリラックス効果を得られます。
- 美容効果
コーヒーに含まれる抗酸化物質のクロロゲン酸には美容効果があり、肌の老化やたるみ、毛穴を引き締めるなどの効果が期待できます。
また、クロロゲン酸には殺菌作用もあり、「コーヒー飲んだらニキビが減った」という人もいるようです。
- 低カロリー
ブラックコーヒーのカロリーはほぼ0calなので、ダイエット中の人やカロリーが気になる人には、安心できる飲み物の一つです。
デメリット
- 歯の着色
歯の表面にあるペリクルという被膜と、ポリフェノールが結合することによって、色素沈着を起こして歯が黄ばんでしまいます。
この色素沈着のことをステインといい、黄ばみを予防するには、コーヒーを飲んだ後はうがいをした方がいいでしょう。
すでに色素沈着で歯が黄ばんでしまい、気になっている人は、歯医者さんでの歯のクリーニングやホワイトニングが効果的です。
- カフェイン中毒
カフェインには中毒性があり、摂取しないと気分が落ち着かないなどの症状が出ることがあります。
また、危険なのは、短期間にカフェインを過剰摂取することで起こる急性カフェイン中毒です。
症状は、動悸や不整脈、手足の震えなどで、酷くなると呼吸困難や幻覚が見えることもあるようです。
コーヒーに含まれるいろいろな物質が、摂取する量やタイミングによって、健康面に大きく作用することがわかりました。
コーヒーを飲む際に注意しておきたいポイント
コーヒーを飲むデメリットを減らし、メリットだけを上手く取り入れるには、どのような注意が必要なのでしょうか?
コーヒーを飲む際に気をつけるポイントを紹介します。
- 空腹時や胃が弱っているときは控える
コーヒーには胃の消化を助けるメリットもあるのですが、空腹時や胃が弱っているときにコーヒーを飲むと、胃酸の分泌が活発になり、胃を刺激してしまいます。
ひどくなると胃炎や胃潰瘍を引き起こす可能性もあるので、飲むタイミングや量に注意しましょう。
- 乳を入れて飲む
コーヒーに含まれているシュウ酸は、たくさん摂取すると尿路結石ができやすくなります。
ですが、コーヒーに牛乳を入れることで、シュウ酸と牛乳のカルシウムが結合し、便とともに排出する効果があるので、結石の予防になるのです。
- 飲み過ぎは危険
コーヒーの1日に飲む量は、多くても5杯までにしましょう。
それ以上飲むと、睡眠の質の低下や、便秘、カフェイン中毒など、健康を害する可能性があります。
健康への悪影響のないカフェインの1日の摂取量は、健康な成人カフェインの一日の許容量目案は400mgとされ、コーヒーではマグカップ(237ml入り)で約3杯とされています。
また、急性カフェイン中毒にならないために注意することは、一度に多くのカフェイン量を摂取しないことです。
(引用:食品安全委員会)
https://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf
まとめ
「コーヒーやめたら若返る」という噂は、コーヒーを飲むタイミングや摂取する量によっては、本当だと言えるでしょう。
コーヒーのメリットとデメリットは、コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノール、クロロゲン酸などの物質が大きく作用しています。
メリットとしては眠気防止効果や美容効果、脂肪燃焼効果などがあります。
コーヒーのメリットを最大限に取り入れるためには、1日に摂取する量を守ることが大切です。
そのことに注意しながら、美容や健康にコーヒーの効果を活かしましょう。
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