2011年にサービスを開始した「LINE(ライン)」は身近なコミュニケーションツールとして普及しています。
今や使っていない人はもういないのでは?というくらい全世界に広まっており、アプリのユーザー数は9千万人を突破しているようです。
生活から切り離せないほど身近なものとして認知されるようになったlineですが、実は最近lineを辞める人が増えてるようです。
lineを辞める人が増えてる背景にはいったい何があるのでしょうか?
今回は、lineを辞めてしまう理由やそのメリット・デメリットなどについて紹介していきます!
若い人はもうlineを使わない?
ある調査では、「若者のline離れ」を指摘する声も上がっています。
調査会社・マクロミルの17年7月のインターネット調査(15歳以上のユーザーが対象)によると、LINEユーザーのうち、40代が22.5%、50代以上が23.8%。一方、15~19歳は10.3%、20代が20.7%だ。全年齢層に広く浸透しているものの、意外にも中年以上の層が半分近くを占める一方、20代以下は3割強にとどまる。
引用:読売新聞オンライン|なぜ? LINEからも逃げ出し始めた若者たち
特に10代の利用者は全体の約10%と非常に少ない割合になっています。
背景には日本国内の高齢者数の増加もあるかもしれませんが、lineを使わないのにはそれ以外にも理由があるようです。
ネット上ではこんな意見が見られました。
lineをしていると「疲れる」といった理由でlineから離れたい人(もしくは離れた人)は一定数いるようです。
しかし、果たして本当に若い人がlineを使わなくなってしまったのかは定かではありません。
ただ、今はlineだけでなく多様なSNSが台頭してきているため、相対的にlineの利用者数が減っていることは考えられるかもしれないですね。
lineを辞めてしまう理由
lineを辞めてしまう理由にはいくつかあります。
・やり取りが続くと時間を奪われるから
・通知がうっとうしいから
・「既読」やら「未読」やらに振り回されるから
・対人関係のストレスが溜まるから
・携帯の機種変更をした時にアカウントを引き継げなかったから
ひとつずつ、詳しく見ていきましょう!
やり取りが続くと時間を奪われるから
lineはメールと違い、まるで会話するかのようなテンポでやり取りできるのが魅力的です。
一方で、だからこそ話をいつ区切ったらいいのかが分からず、やり取りがいつまでも続いてしまうことがあります。
ヘタすると1時間くらい余裕でlineが続いてしまうこともあるため、「時間を無駄にしてしまった」と感じる人も多いようです。
対面であれば表情や仕草なども分かるので会話のペースを考えやすいのですが、lineは文字だけなのでなかなかそういう訳にはいきません。
また、一旦やり取りが続いてしまうと、途中から既読をつけるペースや返信するペースは変えづらいものです。
lineのやり取りに時間を奪われてしまうことが多く、それをもったいないと感じている人は、lineから距離を取る場合があるようですね。
通知がうっとうしいから
lineには通知機能があり、メッセージを受信すると知らせてくれます。
この機能があるからこそ誰からメッセージが来たのかがすぐに分かり便利なのですが、たくさんのアカウントと繋がっている場合、通知が多いとうっとうしく感じることがあります。
特にうっとうしいと感じるのが「参加人数が多いグループライン」です。
グループラインではみんながいろんな発言をするので、ひっきりなしに通知がきてしまいます。
中には自分とは直接関係のない話が繰り広げられる場合もあります。
かといって通知をオフにしてしまうと、自分が加わる必要のある場面で話に参加できないこともあるため、なかなか通知を切ることも難しかったりします。
このように、lineの通知が嫌になってlineから離れてしまう人もいるようです。
「既読」やら「未読」やらに振り回されるから
lineには、トーク画面を開くと相手に「既読」の通知がいくような仕組みになっています。
逆に相手からメッセージが来ていても、トーク画面を開かなければ「既読」の通知はいきません。
lineのメッセージは、短いものであればトーク画面を開かなくても内容を知ることができるため、相手からのメッセージを読むだけ読んで返信は先送りにするという人も多いです。
また、既読はつけるけど返信はなかなかしないというパターンの人もいます。
いわゆる「未読スルー」・「既読スルー」と言われるやつですね。
既読の機能があるがゆえに、「どうして既読がついてるのに返事がないんだろう」とか「まだ未読のままだけど無視されてるのかな」と余計な不安を募らせることになります。
特に好きな人や仲良くなりたい人であればなおさらです。
「既読」や「未読」に振り回されてlineに疲れてしまうという人も少なくないようですね。
対人関係のストレスが溜まるから
lineによって対人関係へのストレスが溜まってしまうのも、lineを辞めてしまう理由の1つのようです。
先ほどの「既読・未読」にも関連しますが、なかなか返信が来なければ「どうして来ないのか」と悩んでしまったり、その相手に対してイライラすることもあります。
また、グループラインに入れてもらえなかったりすると「嫌われてるのかな」と心配になったりしてしまいます。
このように、lineでの繋がりがリアルでの対人関係にも影響を及ぼし、それに疲弊してしまう人もいるようです。
そういった人の中には、いっそlineを辞めてしまえば対人関係の悩みから解放されると思い、lineから遠ざかることがあるようです。
携帯の機種変更をした時にアカウントを引き継げなかったから
これは物理的な理由になりますが、携帯の機種変更などの際にアカウントを引き継げなかったことをきっかけにlineを辞めてしまう人もいるようです。
lineのアカウントを新しい携帯に引き継ぐ場合は、事前に処理をしておく必要があるのですが、それを忘れてしまうという人が結構います。
そうすると、アカウント自体を引き継げなかったり、引き継げたとしても今までのトーク画面が全て消えてしまうといったことが起きる可能性があります。
それをきっかけに、「この際lineを辞めよう」と思う人もいるようです。
そういった人はもともと生活におけるlineの必要性が低いなど、lineが無くても連絡手段に困らない人が多いのでしょう。
lineを辞めるとどうなる?そのメリットは?
lineを辞めるメリットはいくつかあるようです。
・好きなことに使える時間が増えた
・対人関係で悩むストレスが減った
・規則正しい生活を送れるようになった
・個人情報漏洩などの心配が減った
ひとつずつ、詳しく見ていきましょう!
好きなことに使える時間が増えた
lineを辞めると今までlineに使っていた不毛な時間を過ごすことがなくなり、その時間を自分の好きなことに使えるようになります。
仮に毎日1時間捻出することができれば、その時間を趣味や新しいことへのチャレンジに当てることができるでしょう。
lineを辞めたいけど完全に辞めてしまうのが難しい場合は、「何時から何時まではlineを開かない」など、時間の制約を設けるのも効果的です。
対人関係で悩むストレスが減った
lineを辞めたある友人が、「lineを辞めてから対人関係に振り回されることがなくなった、リアルで友達に会う時間が楽しくなった」と言っていました。
lineを辞めることで、既読や未読、グループラインなどに振り回されず、人間関係に対する余計な不安や悩みを抱えることが減ったようです。
同時に、友達と連絡を取り合わない分、会った時に話す話題が増えてそれも新鮮で楽しいということでした。
他人との新たな付き合い方を模索するために、一度lineから離れてみても良いかもしれませんね。
規則正しい生活を送れるようになった
夜遅くまでlineをしたり、休みの日は1日中lineをしているという人も少なくないでしょう。
lineに費やす時間が長いと、食事や睡眠などの生活リズムが崩れやすくなります。
特に、寝る1時間前くらいからはスマホなどの画面を見ない方が睡眠の質が向上すると言われています。
lineを辞めると夜更かしする理由が1つ減りますし、健康的な生活に近づけるチャンスだと思います。
個人情報漏洩などの心配が減った
皆さんはこんな出来事を耳にしたことがありますか?
2018年8月から21年2月まで、中国の関連会社の従業員が国内サーバーにある個人情報にアクセス可能な状態だった。関連会社は違反通報内容の分析ツールなどの開発業務を受託。個人情報には氏名、電話番号などのほか、通報内容にあたる「トーク」機能内や利用者が保存したメッセージ、画像も含まれていた。
引用:日本経済新聞|LINE、個人データ管理不備で謝罪 中国委託先で閲覧可能
これは一時話題になったlineの個人データ管理不備に関する記事です。
不正アクセスや情報漏洩は無かったとのことですが、こうした話題を耳にすると不安な気持ちにもなりますよね。
これをきっかけにlineの利用を辞めた人もいるのだとか。
もちろん他のアプリでも個人情報漏洩などのリスクはゼロではありませんが、lineを辞めることでこういったリスクを少しでも軽減することに繋がりそうです。
lineを辞めるデメリットは?アカウントは復活できない?
lineのアカウントを一度消去してしまうと、そのアカウントは復活させることができません。
また、友達の連絡先はもちろん、その他のデータや購入済みのスタンプなども全て消えてしまいます。
lineに疲れてしまってアカウントを消したくなった時は、
- 連絡を取りたい友達の連絡先は別に知っているか
- データやスタンプなどは本当に消えてしまっても大丈夫か
- lineを消してしまって後悔はしないか
など、良く考えてから実行するようにしてくださいね。
lineを辞めたい!lineに疲れた時にまずすること
lineに疲れたからといって、思い切ってlineのアカウントを消去してしまうと、後で後悔する可能性もあります。
なので、lineに疲れた時はまず以下のことから試してみてください。
これらの対処法ではアカウント自体が消えることは無いので、気が変わればまた今まで通り使うことができます。
一度lineと距離を置くことで、対人関係やSNSとの付き合い方を見直すことができるのでおススメですよ!
lineに代わるSNSには何がある?
lineに代わるSNSには以下のようなものがあるようです。
・InstagramのDM機能
・TwitterのDM機能
・Discord
特に若い人はlineよりもインスタやツイッターに投稿する方が主流のようで、それらのDM機能を使って連絡を取る人が増えているようです。
インスタやツイッターであれば自分の興味のある投稿にだけリアクションできるのもメリットなのかもしれませんね。
そして、最近注目を集めているSNSが「Discord(ディスコード)」というアプリです。
これはもともとゲーマー向けに開発されたアプリのようで、ゲームをしながらチャットしたり通話したりできるのが特徴です。
lineと似通った機能があるという点で、このアプリを使用する若者ユーザーも増えているようですね。
まとめ
今回は、lineを辞めてしまう理由やそのメリット・デメリットなどについて紹介しました!
内容をまとめると次の通りです。
さまざまな理由からlineを辞める人がいるということが分かりました。
どんな理由であれ、lineに疲れてしまった時にはlineから一度離れてみるといいでしょう。
lineには便利な機能もたくさんあるので、上手に活用してみてくださいね!
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