春になると、見かけるようになるツバメの巣。
ツバメの巣が家にあると縁起が良いとも言われていますが、いざ、家に作られてしまうと、悩みのタネにもなります。
玄関先やベランダに巣を作られてしまうと、巣からフンや泥が落ちてくるので、
辺りは糞だらけになり、フンの掃除が欠かせなくなります。
洗濯物が干せなくなったり、生活に支障が出ることも。
できることなら、ツバメの巣は作らせないようにしたいですよね。
ツバメの巣ができてしまってからでは、壊すのも躊躇してしまいます。
そうなる前に、予防対策として、ツバメの巣を作らせない方法を紹介します。
ツバメの巣を作らせない方法は?
ツバメは、天敵から卵を守るために、民家や人の気配がするところに巣を作ることが多いです。
ツバメの巣作りは、可愛らしい光景ですが、糞や泥、ヒナを狙った害獣のことを考えると、できることなら「うちには、つくって欲しくないな…」と思ってしまいますよね。
ツバメの巣ができてしまってからでは、なかなか壊しにくい気持ちにもなってしまします。
卵やヒナが生まれた後に巣をツバメの巣を壊すと、鳥獣保護法違反になってしまうこともあるので、要注意です。
卵が生まれてしまうと、撤去が難しくなるので、ツバメを傷つけないためにも、ツバメが巣を作り始める前に対策するのが望ましいですね。
ツバメの巣を作らせないポイントが2つあります。
ツバメが巣作りを始める前に、できる予防対策です。
- 家にツバメが寄ってこないようにする
- 巣を作りにくくする
具体的な対策をご紹介しますね。
家にツバメが寄ってこないようにする
ツバメを家に近づけないようにして、巣作りを防ぎます。
ツバメが近寄れないようにしておけば、巣を作ることができないですよね。
キラキラしたテープやCDを垂らす
光を反射するものや、キラキラしたものが苦手で、近寄らないようです。
ツバメに限らず、鳥類は嫌いなようで、田畑でも見ることがあると思います。
キラキラしたホログラムテープやCDを吊るして、風でなびくようにしておくと、光が反射するので、より効果的です。
ただ、ツバメは賢いので、「危険なものではない」と、判断すると、突破される可能性があるので、他の対策と組み合わせると良いかもしれません。
カラスなどの天敵となる置物をおく
ツバメの天敵となるのが、主に、カラスや蛇、猫も天敵となります。
天敵の対象になる置物を置いて、ツバメが近づけないようにします。
こちらも、田畑にある鳥よけのカカシと同じ要領です。
防鳥用のカラスなどもありますが、100均にあるような蛇のおもちゃでも、代用できそうですね。
猫も少しの踏み台があれば、得意なジャンプ力で、ツバメの巣を壊したりするそうですよ。
ツバメが嫌いな匂いを撒く
ツンバメは、ミントやハッカなどの匂いが苦手なようです。
ミントやハッカは、防虫効果もあるので、一石二鳥ですね。
手軽にできますし、見た目にもわからないので、外観を損なわずにできます。
ただ、効果が長続きしないので、定期的に巣を作りそうな場所にスプレーしましょう。
バラの香りも嫌がる傾向にあるので、アロマオイルを吹き付けておくのも効果があるようです。
ツバメに巣を作りにくくする
ツバメはザラザラした壁やコンクリートに巣を作ります。
泥や足が引っかかりやすい場所を好んで、巣を作っているようです。
ツバメにとって巣が作りにくい環境にすることで、巣作りを予防します。
ネットを張る
広範囲に対策をしたい場合には、鳥よけネットが有効です。
ベランダの対策として、おすすめです。
あらかじめ、ツバメが巣を作りそうな所に、ネットを張っておけば、巣作りの材料となる泥や枯れ草を持ってくることができなくなります。
網目の細かいものだと、ツバメが入りにくいですよ。
店舗によっては、100均にもネットが売られていますので、取り入れやすいですね。
テグスや紐を張り巡らせる
巣が作れそうな場所の手前に、テグスや紐を張り巡らせたり、垂らすのも対策になります。
垂れたテグスや紐が翼に当たって、飛行の邪魔になり、巣が作りにくくなります。
テグスを使うとなると、取り付けが大変ですが、外観を損ねることがないです。
高い位置の取り付けの際には、十分に気をつけてくださいね。
ガムテープを貼る
巣を作りそうな場所の壁にガムテープや養生テープを貼っておきます。
テープは、ツルツルしているので、泥が付けにくく、滑りやすくなります。
巣を作りそうな場所と言っても、ピンポイントでガムテープを貼らなければならないので、これは、ツバメが巣を作り始めた時に、有効なようです。
ツバメが枯れ草や泥を壁に付けているのを見かけたら、周りをガムテープで囲ってください。
すると、ツバメは近づけず、あきらめるようです。
テープを貼る際には、粘着が残ることもあるので注意してください。
ツバメの巣はどこに作る?
ツバメは、人の出入りがあるところに巣を作ります。
- 一戸建ての住宅
- 家の軒下やひさしの下
- 風通しの良い場所
- 日当たりの良い場所
- ザラザラした壁
以上が当てはまる場所を好んで、巣を作るようです。
建物の種類では、一戸建ての住宅、商店、集合住宅などが多い様です。
家の軒下やひさしの下、屋内中駐車場の外壁・電灯の傘などを好んで巣を作ります。
人目につきやすいところは、カラスや蛇、猫などの天敵を近づけさせないためです。
また、ツバメの巣は、泥とワラ、枯れ草に唾液を混ぜたもので作られています。
なので、巣を作る過程で、泥を乾かすために、風通しの良いところを好むようです。
良い環境で子育てするために、適度に日当たるの場所もツバメの巣作りの条件のようですよ。
巣を作る時には、泥や足が引っかけやすい、ザラザラした外壁やコンクリートなどの壁に作りやすいようで、少し凸凹したところが、安定した巣を作るのに適しています。
家の周辺で、条件に当てはまりそうな箇所を見つけて、対策すると良いでしょう。
「ツバメの巣を作らせない対策」はいつからするべき?
ツバメの繁殖期は、3月〜7月頃です。
ツバメは、渡鳥なので、春の訪れと共に日本にやってきます。
地域差や気温によっても違いはある様ですが、早ければ、2月下旬頃から巣を作り始めるようです。
そして、ヒナが飛び立つと、2回目の巣作りをすることがあります。
卵が生まれてヒナが飛び立つまで、約1ヶ月半ほどなので、2回目は6月下旬頃です。
なので、暖かくなる前に対策をはじめて、梅雨あたりまで続けると良いですね。
2回目の産卵には、古巣を修繕して使う場合もありますが、一度目のとは違った場所に巣を作ることが多いようです。
まとめ
ツバメの巣を作らせないポイントは、2つ!
「家にツバメが寄ってこないようにする」「巣を作りにくくする」ことです。
ツバメが巣を作り始める前の予防対策です。
- キラキラしたテープやCDを垂らす
- カラスなどの天敵となる置物をおく
- ツバメが嫌いな匂いを撒く
- ネットを張る
- テグスや紐を張り巡らせる
- ガムテープを貼る
ツバメは賢い鳥なので、慣れや隙間をかいくぐってくる場合もあります。
以上の対策をいくつか組み合わせて行うと良いでしょう。
ツバメは、人の出入りがあるところに巣を作ります。
- 一戸建ての住宅
- 家の軒下やひさしの下
- 風通しの良い場所
- 日当たりの良い場所
- ザラザラした壁
家で当てはまる場所をを見つけて、対策の目安にしてください。
ツバメに巣を作らせない予防対策は、暖かくなる前からはじめると、安心です。
ツバメは、2回産卵することがあるので、2月頃から対策をはじめて、7月あたりまで続けるのが良さそうですよ。
ツバメの巣を作らせないようにするには、先手必須です。
ツバメが渡来する前に、しっかり対策をしておきましょう。
もしすでにツバメの巣ができてしまっているという方は壊す際は注意が必要です。
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